ボビン入れをきれいに保つコツ。
直線ミシンの下糸を巻いたボビン。
私はミシンの奥に、置いています。
ボビンと押さえを入れているケースは100円ショップ(たぶん、Seria)で買ったものです。
気づくとこんな感じに、ぐちゃぐちゃになっていることがあります。
この状態だと、使いたいボビンをサッと取り出せない…。
残念。
↑綺麗に並んだ状態。
これが理想です。
何でぐちゃぐちゃになるんだろう?と考えて気づいたのが、
糸が長いまま、ケースに入れている方が多い!
ということでした。
下糸を変える時、
糸がこれだけ出ています。
ほとんどの方が、このままケースに戻してるのですね!
そこで一手間。
出ている糸をくるくる巻いて、
戻してみましょう!
そうすると、糸が絡まずストレスがなくなります。
もう一つ。
ざっくりと色分けしています。
ほんと、ざっくりです。
近しい色のところに戻してもらうと、使いたいボビンを探す時間が減り、みんなが気持ち良く使えます。
私がマスターコースを勧める理由。
ニットソーイングクラブにはカリキュラムがあります。
週1回のペースで進めて行けば、ABCコースが1年でちょうど終わります。
その次はマスターコースです。
マスターコースに進むかどうかは、生徒さんご本人に決めていただくのですが、私はマスターコースまでが一つのコースだと思っています。
※あくまでも私個人的な意見です。
ニットソーイングって、例えたら自転車に乗るようなもの。
自転車に乗る人は誰でも経験すると思うんですが、一人で乗れるようになるために特訓しますよね。
①補助輪を外して、後ろから支えてもらって何とか進める。
②支えなしで乗れるようになるには、何度も転んだりします。
③でも練習を重ねると、一人でスイスイ乗れるようになる。
一度その感覚を掴むと、しばらくブランクがあっても乗れます。身体が覚えてるから。
(私の感覚で書いています。一つの意見としてとらえてくださいね。)
Cコースまで終わった時点が①。
後から私が見守って、自転車のうしろを軽く手で支えたり、少し離れたり。
転ばないように注意しながら見ています。
マスターコースが②。
支えなしで、一人で走れるようになるために、特訓します。途中転ぶこともあるかもしれません。
転んで痛くて、泣きたくなることがあるかも。でも、練習を重ねることで確実に感覚を身につけていきます。
マスターコースを修了した時点が③。
後からの見守りがなくても、スイスイいけるようになります。
私は、本当にニットソーイングを楽しんでもらうために、マスターコースに進んでもらいたいと思っているのです。
Cコースが終わった時点①のままでは、作れるものが限られます。楽で簡単なものしか作ろうと思いませんよね?そのうちつまらなく感じてしまうかもしれません。
それではもったいないと思うのです。
一人でスイスイ自転車に乗れるようになると、いろんな場所に行けるし、いろんな景色が見れます。
こんな世界があったんだ!と、新たな発見があるでしょう。
ニットソーイングは奥が深く、何年やっていても飽きないんですよ。
自転車と同じで、マスターコースを修了すると身体が覚えていて、少々ブランクがあってもすぐに感覚が戻ります。
私が今までいろんな生徒さんを見てきて、感じたことです。
個人的な意見ですので、全ての人がそうと言うわけではありません。
マスターコースに進まないのが悪いといっているわけでもありません。
マスターコースは正直お金も時間もかかります。
いろんな事情で進めないという方もいらっしゃるでしょう。
ただ、私はその先の世界、その先の素晴らしい景色があるんだよ!ということをお伝えしたいのです。
だから、こうやってくどくどと書いてるわけです(笑)
実際、マスターコースを修了した生徒さんたちは、迷ってる方に
「何でマスターコースに行かないの?」
「きつい時もあったけど、楽しかったよ。」
「今になって、マスターコースに行って良かったと思う。」
「せっかくここまで来たんだから、行かないのはもったいない!」
と話してくださってます。
どんなに転んでも、くじけそうになっても、私が責任を持って全力でサポートします!
終わってから「やっぱりマスターコースに進んで良かった。」と言ってもらえるよう、
私と一緒に転んで(あ、私も転んじゃダメね)、笑って、マスターコースを楽しみましょう♪
作品も所作も、美しく。
8周年
今日はニットソーイングはるそらの記念日。
教室を始めた日です。
もう8周年か~。
毎年この日は初心に帰り、しみじみと喜びをかみしめています。
ご縁に恵まれ、教室に通ってくださるみなさんに、
また、ありがたい環境で仕事をさせてもらっていることに感謝する日でもあります。
一人ではやっていけないことですからね~。
周りのみなさんに支えられ、ほんとにありがたいことだなぁと思います。
私に出来ることは何なのか、日々しっかり考えながら過ごしていきます。
今日は母がケーキとワインを頼んでくれました!
作品展の時に美味しいシフォンケーキを販売させてもらっている「ランコントル」さんのケーキ!
ランコントルさんのインスタ↓
https://www.instagram.com/p/B__cLQllm4U/?igshid=1gwht503nd9sd
はるそらのロゴ♡
すごーい!感激しました!
これを書いてくれました。
ワンコが狙ってます。
舌ペロリ(笑)
「食べていいの〜?」
「あなたのじゃないのよ〜。」
お誕生日ケーキみたいにパチパチ。
包丁を入れるのがもったいなかったです。
ワンコの目が怖い(笑)
みんなで美味しくいただきました^^
そんなこんなで、9年目もどうぞよろしくお願いします♪
目指すのは、依存ではなく「自立」
教室を経営する上での、私の想い。
それは、「自立」です。
ここでいう自立とは、「自宅で一人でも縫えるようになること」です。
私は、生徒さんに、一人でも縫えるようになってほしいという想いがあります。
教室経営も商売ですから、「先生がいないと縫えない、何もできない」という依存の形を作り上げることもできるでしょう。
でもね、私はそういう形は取りたくないのです。
自宅でも、一人でも、どんどん縫えるようになって、ニットソーイングを楽しんでほしいと思っています。
なので、マスターコースも勧めます。
(カリキュラムが修了したから、もう来ないでねと言ってるわけではないですよ。)
自立のタイミングは人それぞれです。
わりと早い時期からご自宅で縫ってる方もいらっしゃるし、これは人と比べるものではないので、その時期が来るまでそっと見守ります。
「先生のいないところで、一人で縫ってみる。」
これってすごく勇気のいることだと思います。でも、最初の一歩を踏み出してしまえば後は慣れます。
私はすぐ近くにいるんだし、分からないところはすぐに持ってきてもらえばいいことですからね。
特にこのコロナ禍では、「家で縫えるようになってて、ほんとに良かった!」と言われる方が多いです。
日々成長していく生徒さんの、自立の瞬間を感じる時、教室をしていてよかったな~と思う瞬間でもあります。
私が教室で心掛けていること。
私が教室を運営する上で心掛けていること。
生徒さんが快適に過ごしていただけるように、
お部屋を整えること。
笑顔でいること。
それから、教室に通うみなさんに、その日何か一つでもいいから「ここに来て良かったな。」と思って帰ってほしいということ。
何でもいいんです。
たとえば
○新しいことを一つ学んだ。
○好きな生地を見つけた。
○作品が出来上がった。
○他の生徒さんと楽しく話した。
○たくさん笑った。
○何だか癒された。
わざわざ時間とお金を使って通ってくださる生徒さんたち。
「ここに来ると楽しい。また来たい。次が楽しみ。」そう思ってくださるといいな~。
ただ「縫う技術を習う」というだけでなく、プラスワンの楽しみを提供できたらいいな~。
そんな想いで毎日過ごしています。
「失敗」は、失敗ではない。
教室では、間違って縫ってしまった時、極力糸をほどくことをしません。
それは、生地が傷んだり伝線したりするリスクがあるから。
間違って縫った時、「失敗した~。」と落ち込む方もいるけれど、私は「失敗」は気付きと学びの機会だと思っています。
どこで間違いやすいか、が分かったということ。
次からそこを注意すればいいだけのことです。
糸をほどかずに修正する方法を知る機会だし、
糸のほどき方も知っておいた方がいい。
そう思うと気が楽になるでしょ?
失敗したからと言って、私が怒ることもありませんし^^
気楽に楽しんできましょう♪
私が教室を始めようと思った理由
今日は、私がニットソーイング教室を始めるに至った経緯をご紹介します。
十数年働いていた職場を辞め、何をしようかな~と考えていました。当時はとにかく疲れ切った心身を休めるため、とりあえず好きなことをしていたんですね。
もともとミシンで作るのが好きだったし、小物やバッグを作って友達にあげたりしていました。
「イベントに出てみたら?」というお誘いを受け、それからいろんなイベントに出展し始めました。
そうしているうちに「ニットソーイング」というものに出会い、遠くてお金がかかるけど思い切って自分に投資してみよう!と通い始めたのです。
習い始めたら楽しくて!
そのうち洋服のオーダーが入るようになりました。
通い始めて半年くらい経った頃だったかな、「自宅で教室を開けるシステムがあるよ。あなたはアトリエがあるからそこで教室をしたらいい。」と先生がおっしゃって。
最初にそれを聞いた時は、「え~っ?私が教えるなんて、そんなの無理。」と思ったんですね。
でも、よーく考えてみたら、オーダーで作るよりも、縫えるようになる人を増やしていった方がいいのでは?と思い始めました。
オーダーが立て込むと、けっこう疲れもたまって・・・。この状態をこの先ずっと続けていく自信はないな、と。
それよりも、「教室」という形で縫える技術を習得してもらい、自分で好きなものを縫ってもらう。私一人が縫える枚数なんて限られるし。
それで、教室を開くつもりでマスターコース(当時は師範科)に進みました。
不思議なもので、教室を開くと決心したら「お教室はされないのですか?」と立て続けに聞かれたりしました。
私の住む地域では、「ニットソーイング」はまだあまり知られていません。
短時間で自分サイズの洋服が作れるニットソーイングの楽しさを、もっとたくさんの方に知ってほしい。
そして、楽しんでほしいのです。
きっと、人生が豊かになりますよ。
「お友達と、お揃いで♪」~生徒さんの作品~
生徒さんの作品です。
ストライプの生地で、こちらの2着が出来上がりました。
左「ベーシックチュニック」(LT-914)の長袖を半袖に。
右「フレアブラウス」(LT-063)の袖を長くアレンジ。
(ストライプの柄って、あまりなくて珍しいです。
見つけたら仕入れています^^)
チュニックはご自分用で、ブラウスはお友達から頼まれたもの。
「カリキュラムで作ったものを着て、自慢しているんですよ〜!」と、生徒さん。
同じ形で作ってほしいと、お友達からリクエストされたそうです。
今度はお二人で着て、自慢してくださいね〜♪
縫う時に、無意識にしている3つのこと。
縫う時(ミシンをかける時)、無意識にしていることがあります。
①まずは姿勢を正す。
背中や腰が丸くならないように、腰を立てます。
②そして「呼吸」。
息を吸って~、前に進む(フットコントローラーを踏む)と同時に息を吐いています。
だから、一度に縫う距離は、そう長くありません。
何となくその方が綺麗に縫えるような気がして^^
そうやって縫うことで、自然と腹式呼吸をしているし、身体の力を抜くことができます。
③あとは、脇を閉めること。
(↑9年ほど前の写真!まだ教室を始める前です。)
みなさんはどうですか?
息を止めて
肩に力が入り、
肘を上げて(脇を開けて)、
背中を丸めて必死に縫っていませんか?
怖い顔になってませんか?
「ミシンの後は何だか疲れる。」という方は、そうなっていないかチェックしてみてくださいね!