『ニットソーイング展』に行ってきました!
先週の土曜日、東京の「大崎ブライトコアホール」で開催されたニットソーイング展に行ってきました!
作品展を見に行くのは、実は初めて。
関東在住の友達を誘って、行ってきました。
いやー、すごかったです。
圧巻でした。
正直、福岡からわざわざ?旅費をかけて行く?と考えるとこありますよね。
でもね、行ってよかった!
人の数だけアイデアがありますよね。
到底1人では思いつかないです。
私の作品も、あった♡
あったけど、、、インナーのレースのタンクトップが前下がりに着せてあり、、、違和感が拭えない。
「うぅ、前下がりじゃなくて、レースが平行に出るように計算して作ってるのに〜。」
と、ぼやいてたら
友達が
「係の人に言って直してもらおう!本人だからいいよ!」
と言ってくれて。
ちょうど声をかけてくださったインストラクターの方に事情を説明したら、快く直してくれました。
ありがとうございます!
ニットソーイング展
来月、ニットソーイング展が開催されます。
ちょうど1ヶ月後、ですね!
一斉に作品が見れる、貴重な機会です。
(私の作品も、どこかに展示されています。)
入場は無料ですが、入場券が必要です。
直営店やホームクラブのインストラクターにお申し付けください。
私は26日の午後、行く予定です。
福岡から、わざわざ!(笑)
お近くの方はぜひ〜。
会場で見かけたら、お声かけいただくと嬉しいです♪
洋服作りはハードルが高い?
たまに聞かれることがあります。
「小物作りの教室はされていないのですか?洋服作りはハードルが高いので・・・。」
そうですね、「洋服を作る」というと、どんなイメージでしょうか。
サイズを測り、型紙を作って、布に印をつけて、マチ針で留めて、、、1着仕上げるのに何カ月もかかる。
ざっとこんな感じかな?
ニットソーイングでは、そういったことがありません。
初めての方でも2時間あれば1着完成します。
ニットソーイングは、洋裁とはちょっと違います。
『ニットソーイング』という分野だと私は思っています。
教室に通われてる生徒さんに聞いてみました。「洋服を作るってハードルが高いですか?」
こうおっしゃってました。
「教室に来る前は、やっぱりハードルが高いと思っていました。でも体験してみて、本当に短時間で、私にもできるんだ!と思いましたよ。」
教室に通われている方は、ほとんどの方が洋服を作るのは初めてです。
(洋裁をちゃんと学ばれた方も、もちろんいらっしゃいます。洋裁との違いに驚きと新鮮さを感じられるようです。)
なので、あなたにも出来ますよ。
スタートするのに、年齢は関係ありません。今、はるそらには30代から70代の方まで、幅広い年齢の方が通われています。
必要なのは「やってみたい!」という気持ちです。
11周年
今日で、ニットソーイングはるそらは11周年を迎えました。
(わー、おめでとう!ありがとう!←自分で自分に・笑)
オープンして、もうそんなになるんだな~と。
変わっていくことと、変わらないこと。
毎日の繰り返しだけど、同じ日は一日として無いわけで。
周りの人に
「毎日楽しそうで、いいね!」
と、よく言われます。
間髪入れずに
「よかろ~!」と答える私。(←笑)
この先も、迷わずそう返せる私でいたいです。
(つい先日の教室。笑い声が聞こえてきそうで、好きな写真です。)
開業することよりも、それを続けていくことの方が実は大変なのかもしれません。
周りを見ていて、痛感する今日この頃です。
ここまで続けてこられたのは、奇跡。
ずっと長く通ってくださる生徒さん、新たに通ってくださる生徒さん、お世話になっている天神店の先生方、ずっとサポートしてくれる家族、ブログを見てくださっている方々、みなさんに支えられここまで歩んでくることが出来ました。
本当にありがとうございます!
毎日コツコツと。
これからも、みなさんと「楽しい!」「嬉しい!」「笑顔」を共有したいと思っています。
12年目もどうぞよしくお願いいたします♡
作品展に出すものを作る。
作品展用に、作品を作る時、どうやって作る?
今回の作品展で、生徒さんたちに作品を出品してもらうにあたって、
私がどのように生徒さんたちをサポートしたか、を少し。
(と言いつつ、長文です。興味のある方はどうぞ。)
初めての方もいらっしゃるので、どのようにしたら作りやすいかな?と考えました。
すでに「これを作りたい」「この加工をしたい」と決まっている方なら大丈夫なんですが、
初めての方や、何を作ったらいいか分からない、という方がほとんどです。
で、ひらめいたのが
「好き」を表現しよう!
ということ。
例えば、ブルーが好き、重ね着が好き、レースが好き、キラキラが好き、など。
作品展に出すのがイヤという理由の一つに、
着れないものを作るのが無駄。無駄なものにお金と時間をかけたくない。
というものがあると思います。
普段に着れるかどうかは別として、作品展用として割り切るほうが作りやすいので、まずはそうお話するのですが、
どうしてもそれがイヤ、という考えもありますよね。
なので、強制はしません。
派手にしたり、たくさん加工をする必要はないのです。
自分らしい作品を作ってほしいのです。
「加工の多い少ないではなく、○○さんらしい作品を作ってください。」
とお声かけしたところ、みなさんとても個性的な作品が出来上がりました。
あとはね、
迷った時は、ワクワクする方を選ぶ!
「私はこっちが好きなんだけど、人からはこっちの方がいいと言われたんです。」
と迷った生徒さんがいらっしゃいました。
私が
「○○さんは、どっちが好きですか?作るのは○○さんで、○○さんの作品です。その人の作品じゃないんだから、好きな方、ワクワクする方を選んでくださいね。」
とお話したところ、納得して作品作りに打ち込めた様子でした。
みなさんの「私らしい」作品が出来上がり、出そろった作品に囲まれていると、
一つ一つに、とても愛情がわいてきます。
想いを込めて解説書を書きました。
私の場合。
作品をどうやって作っていくか、を少し。
まず、これいいな~、こんな感じのを作りたいな~、というものを、写真に撮ったりスクショします。
それを集めてイメージを固め、テーマを決めます。
イメージを固める時は、デッサンを書きます。
(デッサンを書くのは、何人もの生徒さんもされていました。イメージを固めやすいのでオススメです。)
それに合う生地とパターン、加工を決めて作る。
という流れです。
「先生はすぐにできるからいいですよね~。」と言われますが、私だって決めるまでに相当時間がかかります。
作るのは多く見積もって2日あればできるから、それから逆算してギリギリまで、1か月くらいずーっと考えているのですよ。
作る時は、10月の全国一斉作品展の会場に展示されることをイメージしながら作りました。
(ファッションショーの年は、これを着て自分が歩いている姿を想像しながら、作ります。)
はるそらから、5点、選考会へ提出しました。
選考会へ提出するための書類を書いて、作品のコメントを一つずつ制限文字数内に収まるように頑張って考えました。
丁寧に梱包し、送り込んたのが4月の初め。
この記事を完成させたのが、やっと今日、でした。
長文にお付き合いいただきありがとうございました。
どなたかの参考になれば幸いです。
『はるそら 作品展&展示即売会 2024春夏コレクション』のご案内
ニットソーイングはるそら
作品展&展示即売会
2024春夏コレクション
のご案内です。
今年も開催します!
日時 2024年3月22日(金)~3月24日(日)3日間
10時~17時(最終日は16時まで)
場所 ニットソーイング教室はるそら
福岡県みやま市瀬高町下庄213-1
今回は、作品展と展示即売会を同時開催します。
〇着心地のいい服が欲しい。
〇ほかの人とは被らない洋服を着たい。
〇はるそらオリジナルグッズが欲しい。
〇どんなものが作れるのか見てみたい。
〇教室に興味がある。
〇どんな人が教室をしているのか、会ってみたい。
そんなあなた、ぜひお越しください♪
お洋服を買いたい方はもちろん、
作品展を見るだけの方も、大歓迎です。
教室のみなさんも、作品展に向けて着々と制作を進めています。
どんな作品が出来上がるのか、お楽しみに♡
ドライブがてら、ゆるりと遊びに来てくださいね。
みなさまのお越しを心からお待ちしております♪
終えた人にしか見れない景色がある。
今日は過去記事の再投稿です。
今の時期、マスターコースへ進むと決めた方、迷っている方、いると思います。
必要な方に届くと嬉しいです。
……………………
今期のマスターコースを終えて、思うことを。(長文です。)
今期のマスターコースは、3人の生徒さんでした。
みなさん、頑張った!私も、頑張った!
毎回思うのは、生徒さんの成長ぶりが素晴らしい!ということ。
初めのころは「先生~。先生~。」と、何度も呼ばれていたのに、そのうちパターンを読めるようになり。
糸が途中で切れても自分で直せるようになり。
ボタンホール器のセットも、自分でできるようになっています。
聞き方も、例えば
「スリットは、どうするんでしたっけ?」から、
「スリットは、こうですよね?」の確認に変わってきます。
終わってから、生徒さんからメールをいただきました。
許可を得て、掲載させてもらいます。
今年のマスターコースへお声かけいただき、改めて本当にありがとうございました。
迷っている私に柔軟に対応してくださったこと、とても感謝しています。
先生のその距離感がこの一年、心地よく、楽しい時間を過ごさせていただきました。
(中略)
先生に出会えてよかったです。
マスターコースに進むか、ギリギリまで迷っていた方でした。
そう思ってくださって、そしてわざわざメールでそれを伝えてくれて。
じんわりと、涙が出るほど嬉しかったです。
平日はフルでお勤め、小さいお子さんがいて、頑張った方もいらっしゃいます。
「子どもが小学生になる前に行っておきたいと思って。タイミングが今でした。」と。
「A・B・Cコースまでよりも、マスターコースの方が面白かったです。
決められた生地を縫うよりも、形に合わせて自分で生地を選ぶのが難しいけど楽しかった!」とおっしゃる方も。
タイトルの「終えた人にした見えない景色がある」とは、マスターコースを修了した生徒さんが、
次期のマスターコースへ進むか迷っている生徒さんを見て言われた言葉です。
マスターコースって、山登りみたいなものですね。
平坦で整備された道を楽しく歩いてるだけでもいいけど(←Cコースまでの例え)、
山頂に行ったら(マスターコースを終えたら)、もっと違う景色が見える。
今までにない風を感じることができるし、こんなに素晴らしい景色があるんだ!って思います。
今までと視点が違うんですよね。
でも、どんなに「素晴らしい景色だよ!」って口で言っても、たぶん伝わらない。
これは、行った人にしか分からないと思います。
車の運転みたいなものですね。
集中して取得する時期があって、それが終わったら多少ブランクがあっても身体が覚えてる。
そう!私も、まさにそう思っていて。
生徒さんたちが言われた言葉は、「私がマスターコースを勧める理由」という記事(最後にリンクを貼っています。)で書いている内容そのままなんです。
それを実感してくれたのだな~と思います。
マスターコース、誰もが初めてのこと。
不安があるのが当たり前。
来年の今頃には、達成感と自信を持って「やって良かった!」と思えるよう、私が全力でサポートします。
すでに申し込んでいる方、これから申し込む方、一緒に楽しんでいきましょう♪
思い込みの限界を、超えてゆく。
2023年が終わりますね。
みなさんにとっては、どんな1年でしたか?
今年もいろんなことがありました。
(振り返りと、自分の中での覚書として残しておきたいので、思ったことをつらつらと。
長文です。お時間のある方は、どうぞお付き合いくださいませ。)
悲しかったこと
今年の初めには、生徒さんがお亡くなりになるという、悲しい出来事がありました。
ここ数年はお孫さんのお世話などで忙しく、お休みされていました。
「1月から復帰しようと思っていたけど、余命宣告されちゃいました!」と、明るいラインをもらって、ちょうど1か月後でした。明るくてとても元気な方だったので、信じられなくて、、、。
四十九日が終わってから、お参りに行きました。遺影のお洋服は、自作のものでした。棺の中のお洋服も、ご自分で作られたチュニックだったと聞き、涙。
初めての挑戦。
3月には、はるそら単独での、初めての作品展開催にチャレンジしました。
何度もへこみつつ、心が折れながら、それでもみなさんのご協力のおかげで無事に終えることができました。
作品展に出す、という経験が、ほとんどの方が初めてだったので。
その時のことを思い出すと、今でも苦しい・・・(笑)
挑戦の、その先へ。
そして、作品展の先にあるファッションショー。
今年は、生徒さんと一緒に出演できたことが、すごく貴重で楽しい経験でした。
(去年に引き続き、連続出場だったので、はるそらさんだから特別扱いで出れたんでしょ?みたいなことを、よその方がささやいているのを耳にしました。
作った人の名前を伏せて審査は行われているので、特別扱いは一切ない、とのこと。
それに、連続出場している方を、何人も見かけました。
こうやって、知らない間に人の念を受けてしまうのですね~。怖っ)
一緒に行った生徒さん、実は一人で飛行機に乗るのは初めてだったのです。
今はスマホでチェックインになっているし、帰りは別々だったので、一人で帰らないといけない。
不安要素がたくさんあったと思うけど、「行きます!」と即答してくれたんですよ。
しかも高いところが苦手なのに、スカイツリーに付き合ってくれたり。
飛行機は、「乗り方を覚えたら一人でも行けるようになるから。」
スカイツリーは、「自ら行こうとは思わないからこそ、せっかくの機会だから行きます!」
と、なんとも前向きな姿勢に感心しっぱなしでした。
思い込みの限界を、突破する。
それから9月の立山黒部アルペンルートのツアーに参加して思ったこと。
まあまあハードな行程だと思うんですね。
バスの移動距離も長いし、自力で階段上ったり歩く距離も結構あるし。
そんなツアーに高齢の女性二人組が参加されていて、すごいな~と。
果たして、私がその年齢になってこのツアーに参加できるだろうか?と考えました。
そこで気づいたんです。
年を取ったらこんな旅行には行けない。無理。と思い込んでない?と。
行けなくなる人がいるのも事実、だけど、こうやって元気に参加している人もいる。
それなら、元気な方のおばあちゃんになればいいじゃないか!
と、ふと思いました。
年を取ったら旅行に行けない、と無意識の思い込みがあったら、本当にそうなりますよね。
無理、と思ったらそれ以上のことはできないし。
無意識に、限界を決めていたことに気づかされました。
ファッションショーに一緒に行った生徒さんのように、いくつになっても初挑戦を恐れない自分でいたいと思ったし、元気に動き回れる身体でいたい。
優しい世界。
それから、今年は10周年ということで、お祝い会を開いていただきました。
もう、ほんとに、上手く言葉で言い表せない。感謝の気持ちでいっぱいです。
こんなに優しい世界があるんだなぁ、、、と。
私にとって生徒さんたちは、
「好き」を共有できて、楽しくて、いっぱい笑いあえる大切な存在です。
・・・・・・・・・・・・
喜怒哀楽、いろいろな出来事があった1年でした。
いろんな体験を通して、無意識の思い込みで壁や上限を作っていた自分に気づいたことは、とても大きかったです。
それらを取っ払い、超えて行けば、世界はもっと広がる。
楽しくて、ワクワクする世界を、自分で作っていけるということです。
リアルだったり、ブログを通してだったり、いろんな形で関わってくださったみなさん、ありがとうございました!
来年もどうぞよろしくお願いいたします!
「好き」を共有し、楽しく参りたいと思います♡
どうぞ、良いお年をお迎えくださいませ。
(ここまで読んでくださったみなさん、まとまりのない長文にお付き合いくだ
作品も所作も、美しく。
基本が大事
ニットソーイングでは、カリキュラムがあります。
カリキュラムでは、決まった形とこちらが用意した生地で1着を縫い上げていきます。ですので、自分の好みでない形や生地の時もありますよね。
たまに「カリキュラムをしたくない」というお声を聞くことがあります。(うちの教室にはそういう方はいらっしゃいませんが。)
カリキュラムをせずに、好きなものだけ作りたいと。
私からすれば、その考えは「??」です。だって、カリキュラム=基本・基礎。
私は、基本・基礎を学ばずして好きなものが作れるわけないと思っています。作れたとしても、限られたものだけです。
何にでも共通することかと思います。
いきなり応用から始めると、つまずく。出来なかったら結局面白くない。そして挫折してやめてしまう。(←いろいろ経験あります。)
コツコツと基本を学んでるからこそ、きちんと縫えるようになっていくのです。
遠回りのようで、上達への近道ですね。