作品展に出すものを作る。

作品展用に、作品を作る時、どうやって作る?

 

今回の作品展で、生徒さんたちに作品を出品してもらうにあたって、

私がどのように生徒さんたちをサポートしたか、を少し。

(と言いつつ、長文です。興味のある方はどうぞ。)

 

初めての方もいらっしゃるので、どのようにしたら作りやすいかな?と考えました。

すでに「これを作りたい」「この加工をしたい」と決まっている方なら大丈夫なんですが、

初めての方や、何を作ったらいいか分からない、という方がほとんどです。

で、ひらめいたのが

「好き」を表現しよう!

ということ。

例えば、ブルーが好き、重ね着が好き、レースが好き、キラキラが好き、など。

 

作品展に出すのがイヤという理由の一つに、

着れないものを作るのが無駄。無駄なものにお金と時間をかけたくない。

というものがあると思います。

 

普段に着れるかどうかは別として、作品展用として割り切るほうが作りやすいので、まずはそうお話するのですが、

どうしてもそれがイヤ、という考えもありますよね。

 

なので、強制はしません。

派手にしたり、たくさん加工をする必要はないのです。

自分らしい作品を作ってほしいのです。

「加工の多い少ないではなく、○○さんらしい作品を作ってください。」

とお声かけしたところ、みなさんとても個性的な作品が出来上がりました。

 

あとはね、

迷った時は、ワクワクする方を選ぶ!

「私はこっちが好きなんだけど、人からはこっちの方がいいと言われたんです。」

と迷った生徒さんがいらっしゃいました。

私が

「○○さんは、どっちが好きですか?作るのは○○さんで、○○さんの作品です。その人の作品じゃないんだから、好きな方、ワクワクする方を選んでくださいね。」

とお話したところ、納得して作品作りに打ち込めた様子でした。

 

みなさんの「私らしい」作品が出来上がり、出そろった作品に囲まれていると、

一つ一つに、とても愛情がわいてきます。

想いを込めて解説書を書きました。

 

私の場合。

作品をどうやって作っていくか、を少し。

まず、これいいな~、こんな感じのを作りたいな~、というものを、写真に撮ったりスクショします。

それを集めてイメージを固め、テーマを決めます。

イメージを固める時は、デッサンを書きます。

(デッサンを書くのは、何人もの生徒さんもされていました。イメージを固めやすいのでオススメです。)

それに合う生地とパターン、加工を決めて作る。

という流れです。

 

「先生はすぐにできるからいいですよね~。」と言われますが、私だって決めるまでに相当時間がかかります。

作るのは多く見積もって2日あればできるから、それから逆算してギリギリまで、1か月くらいずーっと考えているのですよ。

 

作る時は、10月の全国一斉作品展の会場に展示されることをイメージしながら作りました。

(ファッションショーの年は、これを着て自分が歩いている姿を想像しながら、作ります。)

 

はるそらから、5点、選考会へ提出しました。

選考会へ提出するための書類を書いて、作品のコメントを一つずつ制限文字数内に収まるように頑張って考えました。

丁寧に梱包し、送り込んたのが4月の初め。

 

この記事を完成させたのが、やっと今日、でした。

 

長文にお付き合いいただきありがとうございました。

どなたかの参考になれば幸いです。