私が教室を始めようと思った理由
今日は、私がニットソーイング教室を始めるに至った経緯をご紹介します。
十数年働いていた職場を辞め、何をしようかな~と考えていました。当時はとにかく疲れ切った心身を休めるため、とりあえず好きなことをしていたんですね。
もともとミシンで作るのが好きだったし、小物やバッグを作って友達にあげたりしていました。
「イベントに出てみたら?」というお誘いを受け、それからいろんなイベントに出展し始めました。
そうしているうちに「ニットソーイング」というものに出会い、遠くてお金がかかるけど思い切って自分に投資してみよう!と通い始めたのです。
習い始めたら楽しくて!
そのうち洋服のオーダーが入るようになりました。
通い始めて半年くらい経った頃だったかな、「自宅で教室を開けるシステムがあるよ。あなたはアトリエがあるからそこで教室をしたらいい。」と先生がおっしゃって。
最初にそれを聞いた時は、「え~っ?私が教えるなんて、そんなの無理。」と思ったんですね。
でも、よーく考えてみたら、オーダーで作るよりも、縫えるようになる人を増やしていった方がいいのでは?と思い始めました。
オーダーが立て込むと、けっこう疲れもたまって・・・。この状態をこの先ずっと続けていく自信はないな、と。
それよりも、「教室」という形で縫える技術を習得してもらい、自分で好きなものを縫ってもらう。私一人が縫える枚数なんて限られるし。
それで、教室を開くつもりでマスターコース(当時は師範科)に進みました。
不思議なもので、教室を開くと決心したら「お教室はされないのですか?」と立て続けに聞かれたりしました。
私の住む地域では、「ニットソーイング」はまだあまり知られていません。
短時間で自分サイズの洋服が作れるニットソーイングの楽しさを、もっとたくさんの方に知ってほしい。
そして、楽しんでほしいのです。
きっと、人生が豊かになりますよ。