ニットソーイングとの出会い

伸縮する生地で着て楽、動いて楽。子供も大人もシニアも介護が必要な方も…。

まだ子供は動きざかり、義父は義足も使っていてズボンの脱いだりはいたりが時間がかかっていました。

探してはみたものの介護服の高価なこと!

今ほどに通販も発達してはいませんでした。

作ってみてはいましたが、ニット生地に対してニット用糸、家庭用のジグザグミシン。

伸縮性も着心地もいまいちな気がして…。

そんなときによく通る駅前のビルの入り口にあった「佐藤貴美枝ニットソーイングクラブ」の看板。

え!?佐藤貴美枝さんってあの?

そう、クラブの佐藤貴美枝会長はもうすでに何冊も洋裁のバイブルを出版されていました。そんな方の教室が、こんな遠い京都の宇治に?

で、帰って早速に調べてみた。その頃はまだ、スマホもググるという言葉もなく、調べるといえばパソコンから検索していたのです。

で、ニット生地をロックミシンで縫うことに特化した洋裁教室であること。通える場所にあること。

もう、これだ!と即行動。「体験は不要です。すぐ始めたいです。」ニットソーイングとの出会いはこうして始まりました。

もう毎週、毎週、楽しくて楽しくて、あっという間にカリキュラムが終了。インストラクターの勧めもあり、マスターコース(当時は師範科)へ。それもまた楽しくて、新しい技術や知識に「へ〜!わ〜!」の連続。

卒業制作は、修了式会場に展示していただけることになり、慌てて自分が着るものを制作するという嬉しい誤算。

懐かしい思い出ですが、ぜひそんな新しい出会いをたくさんの方に楽しんでいただけたら嬉しいです。